若草物語ネタバレ|第7話あらすじ11/24放送「消えた三女の行方」
第6話で涼が脚本家デビューのチャンス
涼に待望の脚本家デビューのチャンスが訪れました。かなえが手がける連続ドラマ「恋愛遊覧船」の配信用スピンオフドラマの制作が決定し、多忙なかなえに代わって涼が企画を担当することになります。この機会は、長年夢見てきた脚本家としての第一歩を踏み出すための貴重な機会となりました。
このとき涼は、配信でのバズりを狙ってドロ沼不倫愛憎劇を企画します。主演には、ドラマ本編でヒロインの友人役を務める現役アイドルの小百合が決定しました。ただし、プロデューサーの坂口からゴーサインを得られたものの、黒崎から厳しい評価を受けることになります。
なお、涼は黒崎の指摘に対して「ギャフンと言わせる」と意気込みを見せますが、そのとき律との関係性から生まれたモヤモヤした気持ちも抱えていました。
スピンオフドラマで涼が注目される
涼の企画したスピンオフドラマは、かなえから「型にはまらない企画を出してみなさい」というアドバイスを受けて生まれたものです。一方で、偶然企画書を目にした黒崎から「大見得切ったわりには、こんなものですか」と手厳しい評価を受けることになります。
このような指摘を受けた涼は、むしろそれを励みとして、より良い脚本を書こうと決意を固めます。しかし、律との関係性から生まれた複雑な感情が、創作活動に影響を与える可能性も示唆されています。
そして、この機会は涼にとって単なる脚本家デビューの機会以上の意味を持つことになります。なぜなら、この仕事を通じて自身の創作の方向性を見つめ直すきっかけとなり、また衿との関係を再考するきっかけにもなっていくためです。ここから涼の物語は、創作と家族という2つの軸で大きく動き出すことになります。
佐倉の職場セクハラ問題が深刻化
働く女性の深刻な問題が浮き彫りになります。恵の同僚である佐倉は、勇気を出して上司のセクハラ行為を告発しましたが、非正規職員という立場のために、誰からも信用されない状況に陥ってしまいます。
このとき恵は、佐倉の孤立する姿を見て心を痛めますが、自身も雇い止めを恐れて積極的な支援ができずにいます。特に上からのヒアリング調査では、返答に迷う場面もあり、正義と生活の狭間で苦悩する現代女性の姿が描かれています。
そして大河は恵に対し「めぐは自分のことも考えた方がいい」とアドバイスをします。しかし、力になれなかった恵はショックを受け、workplace harassmentの問題の根深さを実感することになります。
芽のファッションコンクール挑戦
芽にとって大きな転機が訪れます。ファッションコンクールの一次審査を通過し、クリエイターとしての第一歩を踏み出すことになったのです。これを受けて芽は、沼田に「優勝したら2人でブランドを立ち上げよう」と大胆な提案をします。
一方で、ママ活をしていた沼田をかばったことで、クラスメイトからは冷ややかな目で見られるようになってしまいます。しかし芽は、周囲の反応に動じることなく、沼田の弟・真琴と3人で過ごす未来を思い描きながら、前を向いて進んでいきます。
ただし、ここで注目すべきは沼田の反応です。芽の提案に対する沼田の真意は読み取れず、この関係性が今後どのように展開していくのかが気になるポイントとなっています。
2年ぶりに動き出す衿との関係
涼と衿の姉妹関係に大きな転機が訪れます。涼が配信用スピンオフドラマで脚本家デビューを果たしたことを、衿に報告したくてダメ元でメッセージを送信します。すると突然、2年間送り続けたメッセージに「既読」マークが一斉についたのです。
このとき涼は慌てて電話をかけますが、衿は応答しません。涼は衿のことが頭から離れず、ドラマの本打ち中も上の空になってしまいます。かつて何でも話せる関係だった妹が、なぜ電話に出ないのか、一体何が起きているのかと悩み続けます。
そして涼は、我慢できずにかなえに相談を持ちかけます。しかし、冷静に状況を考えるかなえから「人の心の中は、ほかの人にはわからない」という現実を突きつけられることになります。これは、家族であっても完全には理解し合えない人間関係の難しさを示唆する重要なシーンとなっています。
若草物語ネタバレ7話|衿の謎が明らかに
涼が衿の大量の既読メッセージに衝撃
衿との関係に思わぬ進展が訪れます。涼が2年間にわたって送り続けてきたメッセージに、突如として「既読」マークが一斉についたのです。このことは、衿が少なくとも携帯電話は使用可能な状態にあることを示唆しています。
そして涼は即座に電話をかけますが、衿からの応答はありません。これまで何でも話せる関係だった妹からの沈黙に、涼は深い戸惑いを感じます。仕事中も衿のことが頭から離れず、かなえに相談を持ちかけるほど動揺しているのです。
ただし、かなえからは「人の心の中は、ほかの人にはわからない」という厳しい現実を突きつけられることになります。これは、家族であっても互いを完全に理解することの難しさを示す重要な展開となっています。
恵と大河が警察に衿の捜索願い
長女の恵は、妹・衿を心配するあまり、大河と共に警察署を訪れます。しかし、警察からは「事件性が低いので捜査できない」と告げられ、捜索願いは受理されませんでした。
このとき大河は、肩を落とす恵に対して「めぐは自分のことも考えた方がいい」とアドバイスをします。なぜなら、職場では上司のセクハラを告発した同僚の佐倉が辞職に追い込まれるという事態が起きており、恵自身も困難な状況に直面しているためです。
そして恵は、力になれなかった衿のことも、支えられなかった佐倉のことも、二重のショックを受けることになります。これは、家族への責任と職場での正義の狭間で揺れる現代女性の苦悩を象徴する展開となっています。
衿のクローゼットから重役の名刺発見
衿の行方を探る中で、意外な発見がありました。涼が衿のクローゼットを探索したところ、大量の名刺が見つかったのです。それらは「代表取締役」や「CEO」といった企業の重役たちの名刺でした。
このとき涼は、真相を知りたいという気持ちと、不可解な状況への不安が交錯します。かつて心を通わせ合っていた衿の姿が、これらの名刺の存在によってさらに遠のいていくように感じられたのです。
しかし、行城律に背中を押されたことで、涼は新たな展開を迎えることになります。衿の居場所を示すヒントを突き止めたのです。これは、2年間途絶えていた姉妹の物語が、新たな局面に入ることを示唆しています。
律が涼を衿捜しで後押しする展開
律は、衿の行方を追う涼の重要な支援者となります。衿のクローゼットから発見された重役たちの名刺の謎に戸惑う涼に対して、律は前向きな行動を促す存在として登場します。
このとき、律と涼の関係性にも変化が見られます。手を握られた夜以来、モヤモヤとした感情を抱えていた涼でしたが、衿を探す過程で律との関係も新たな展開を迎えることになります。
そしてついに、律の後押しによって涼は衿の居場所を示すヒントを見つけ出します。これは、単なる家族の捜索だけでなく、涼自身の心の整理にもつながる重要な展開となっています。
芽と沼田のブランド立ち上げ計画
四女の芽が大きな一歩を踏み出します。ファッションコンクールの一次審査通過を受けて、沼田灯司に「優勝したら2人でブランドを立ち上げよう」という大胆な提案をするのです。
一方で、この計画には不安要素も存在します。沼田の弟・真琴と3人で過ごす未来を思い描く芽ですが、沼田本人の真意は明確ではありません。また、ママ活の過去を持つ沼田との関係性に、周囲は依然として冷ややかな目を向けています。
しかし芽は、そうした周囲の反応に動じることなく、自身の夢を追求し続けます。これは、若者の純粋な情熱と現実社会との軋轢を描く重要なストーリーラインとなっています。
かなえが涼に人の心の真実を語る
かなえは、衿のことで悩む涼に対して重要な示唆を与えます。「人の心の中は、ほかの人にはわからない」という言葉で、家族であっても完全には理解し合えない人間関係の本質を指摘したのです。
このアドバイスは、涼にとって一時的なショックとなります。なぜなら、かつて何でも話せる関係だったはずの衿との距離を、改めて実感させられることになるためです。
そして、このかなえの言葉は、単なる慰めではなく、人間関係の本質を突いた現実的な助言となっています。これは、家族の絆を描きながらも、個人の内面の複雑さや関係性の難しさを浮き彫りにする重要なシーンとなっているのです。