あのクズを殴ってやりたいんだ – 第1話 ネタバレあらすじ〜ほこ美の視点
私、佐藤ほこ美。29歳、市役所勤務。真面目で一途な性格が取り柄だと思ってた。でも、人生って、思い通りにはいかないものね。
結婚式当日。白いドレスに身を包み、幸せいっぱいだった私。でも、招待客が続々と会場に集まる中、婚約者から衝撃の一言。「別れよう」って。冗談でしょ?って思った。でも、彼の顔は真剣そのもの。
信じられなくて、必死で追いかけたの。「待って!」って叫びながら。そして、殴ろうとした。でも、私の手はあっさりかわされて。グシャッて音がして、次の瞬間には冷たい地面の上。鼻から血が流れてるのを感じた。
そこで見たのは、婚約者が浮気相手と電話してる姿。「今から行くよ」って。その瞬間、私の人生はどん底に落ちた気がした。夢も希望も、全部粉々に砕け散った感じ。
市役所に戻った私は、みんなから”腫れ物”扱い。誰も近づこうとしない。ため息をつく上司。クスクス笑う同僚たち。でも、同僚の大葉くんだけは違った。「大丈夫?」って優しく声をかけてくれて。でも、心の傷はそう簡単には癒えない。
そんな時、金髪のイケメンカメラマン・海里さんと出会ったの。式場で。私が結婚式をキャンセルした時の担当カメラマンだって。
「負けっぱなしだな」って言われて。普通なら腹が立つはずなのに、なぜか勇気が湧いてきた。「取り返してやる!」って決意したの。元婚約者から、私が全額負担することになった式費用を。
海里さんの協力で、なんとか元婚約者と再会できた。怖かった。でも、海里さんが私の気持ちを代弁してくれて。結果、式費用を取り戻せたの。
それからは、海里さんのバイト先のバーに通うようになった。話せば話すほど、海里さんの優しさに惹かれていく。寄り添ってくれる。理解してくれる。「こんな子、初めて」って言ってキスしてくれた時、胸がドキドキして。
家族のことで悩んでた時も、「泣いていいんだよ」って言ってくれて。優しく抱きしめてくれた。「この人が私の運命の人かも」って、本気で思ったの。
でも、現実はそんな甘くなかった。海里さんと手をつないで歩いてる時、突然現れた女性。海里さんにしなだれかかって、私の目の前で濃厚なキス。頭が真っ白になった。
「今のなんですか…」って聞いた私に、海里さんは態度を一変させた。「思ったよりバレんの早かったな」って。優しかった声は冷たくなって。「婚約者から取り戻した分、俺に貢いでくれるかなって」
私の気持ちを弄んだ海里さんの言葉に、怒りが込み上げてきた。「人の気持ちを何だと思ってるの!」って叫んだ。でも、海里さんは「気持ち?俺が本当はどんな奴か全く知らなかった。よく俺とキスできたね」って。
「クズ!最低!」って叫びながら、また殴ろうとした。でも、またしても空振り。地面に倒れ込んで、また鼻血。海里さんは冷たく見下ろして、「ホント面白いね。こんな子初めて」って言って去っていった。
怒りと悔しさで胸がいっぱい。もう二度と同じ思いはしたくない。だから決めたの。ボクシングを始めるって。
以前通りかかったボクシングジムに飛び込んだ。「入会させてください!」って直談判。「あのクズを殴ってやりたいんです!」って叫んだ。
でも、本当は、あのクズを殴るためだけじゃない。弱い自分を変えたいの。騙されて、傷つけられて、でも何もできない自分。そんな自分を変えたい。この悔しさをパンチに変えて、私は強くなる。
そう、私の新しい人生が、今始まったんだ。これからは、誰にも負けない、強い佐藤ほこ美になってみせる。クズに騙されるような女じゃない、本当の私を見つけるために。
私の人生最悪の日は、最高の日のはずだった。
結婚式当日、幸せいっぱいだったはずの私は、新郎の寺山衛に逃げられてしまった。そう、私、佐藤ほこ美は、祭壇で一人ぼっちになったのだ。
衛の浮気が発覚した瞬間、怒りで体が震えた。殴りかかろうとしたけど、空を切っただけ。情けない。転んでしまったのは、まるで私の人生の縮図のようだった。
そんな散々な私を見ていたのは、金髪のカメラマン、葛谷海里だった。彼の存在が、この悲惨な状況にどんな意味を持つのか、その時はまだ分からなかった。
衛との思い出が詰まった部屋も失い、私は実家に戻った。母、妹のさや美、そして可愛い姪の美々。家族の温かさが、少しだけ心の傷を癒してくれた。
市役所での仕事は地獄だった。みんなの同情的な視線が痛い。そして、キャンセルした式場代の支払い。どん底とはこのことか。
そんな時、再び海里が現れた。「力になれるかも」って。彼は一体何者なんだろう?
そして、運命の出会い。羽根木ボクシングジム。会長の羽根木成さんの声に導かれるように、私はジムに足を踏み入れた。
この瞬間、何かが変わる気がした。もう二度と、クズな男に泣かされたくない。この拳で、自分の人生を変えてやる。
海里との出会いは偶然?それとも運命?彼の正体は?分からないことだらけだけど、確かなのは、止まっていた私の人生が、再び動き出したってこと。
クズを殴るのは、まだ先の話かもしれない。でも、まずは自分の弱さを殴り倒すところから始めよう。
これが私の、新しい人生の幕開けだ。
あのクズを殴ってやりたいんだネタバレ第1話 出演者紹介
みなさん、こんにちは。佐藤ほこ美です。私の人生を変えた、いや、変えつつある物語の登場人物たちを紹介させてください。まるで運命に導かれるように、こんな素晴らしい人たちと出会えたんです!
まずは、私、佐藤ほこ美。29歳、市役所勤務。真面目で素直な性格…なんて、自分で言うのもおかしいですね(笑)。でも、クズ男に振られた経験から、ボクシングを始めて人生を変えようとしている、新しい私を見てください!
そして、謎の男・葛谷海里さん。金髪で、カメラマンで、バーテンダー。なんだか怪しいけど、不思議と惹かれちゃう。彼の過去って一体…? でも、彼がいなかったら、今の私はないんです。
羽根木ゆいさん。ボクシングジムのトレーナーで、元プロ志望だったなんて、すごすぎ! 私、彼女みたいになりたいです。でも、彼女にも秘密があるみたい。海里さんとの関係も気になる…。
大葉奏斗さん。同じ市役所の完璧エリート。仕事はパーフェクトだけど、恋愛は不器用…って、なんだかキュンとしちゃいます。私たち、どうなるのかな…。
相澤悟さん。海里さんのルームメイト兼アシスタント。海里さんのことをよく知ってそうだけど、何か隠してる? 気になる~!
家族のことも紹介させて! 妹のさや美は自由奔放だけど、シングルマザーとして頑張ってる。姪っ子の美々は小学2年生なのに、大人顔負けの洞察力! ママの恋愛を分析しちゃうなんて(笑)。
職場の仲間、新田撫さんと小島俊くん。撫さんは明るくて私の良き相談相手。俊くんは生意気だけど憎めない後輩です。
そして、羽根木成会長。元日本チャンピオン! 私のボクシングを見守ってくれています。厳しいけど、温かい眼差しに励まされてます。
最後に、母・明美。男運は最悪だけど、めげない強さを持ってる。私の原点かもしれません。
こんな個性豊かな人たちと、私の物語が紡がれていく。恋に、ボクシングに、全力で向き合う私の姿を、どうか見守っていてください! さあ、これから始まる「あのクズを殴ってやりたいんだ」、乞うご期待!
役名 | 俳優 |
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佐藤ほこ美 | 奈緒 |
葛谷海里 | 玉森裕太 |
羽根木ゆい | 岡崎紗絵 |
大葉奏斗 | 小関裕太 |
相澤悟 | 倉悠貴 |
佐藤さや美 | 鳴海唯 |
佐藤美々 | 磯村アメリ |
新田撫 | 玉井詩織 |
小島俊 | 浅野竣哉 |
羽根木成 | 渡部篤郎 |
佐藤明美 | 斉藤由貴 |