光る君へ第1話〜10話のあらすじわかりやすく簡単に
光る君へ第1話あらすじ約束の月
私、まひろの物語は、安倍晴明の不吉な予言から始まりました。
私たち家族は貧しくて、父は仕事もなく、雨漏りする家に住んでいました。でも、母の明るさのおかげで、幸せに暮らしていたんです。
ある日、川辺で三郎という男の子と出会いました。彼は大納言の息子なのに、とても優しくて面白い子でした。
そんな時、父がようやく仕事を見つけて、私たちはほっとしました。でも、その喜びもつかの間。三郎の兄の馬が驚いて、私の母を…。父は母の死を隠すよう言いましたが、私と弟は悲しみに暮れました。
これが、後に紫式部と呼ばれる私と、藤原道長となる三郎の物語の始まりです。平安時代の京都で、私たちの運命が動き出したのです。
光る君へ第2話あらすじ めぐりあい
あの夜、15歳になった私は裳着の儀を迎えました。母上を亡くして6年、父上と私の関係はまだぎくしゃくしたままです。父上は右大臣様に仕えるようになり、暮らしは楽になりましたが、私の幸せとは何なのか、まだわかりません。
そんな中、絵師の家で密かに恋文の代筆をしているのが唯一の楽しみでした。ある日、散策中に偶然出会った若い貴公子が、6年前に約束した「三郎」だと気づいたのです。再会を喜びましたが、あの日のことは話せませんでした。
一方、宮中では姉上の詮子様が帝との関係に悩んでいました。弟の道長様が慰めていましたが、私には遠い世界の出来事。
そんなある日、父上に代筆の仕事がばれてしまいました。叱られても、6年前の父上の裏切りを思い出し、反発してしまいます。
屋敷を抜け出した私を、思わぬ出来事が待ち受けていました。これからどんな運命が私を待っているのでしょうか。
光る君へ第3話あらすじ 謎の男
あの日、私は思わぬ出来事に巻き込まれてしまいました。盗賊から逃げる放免たちに間違った方向を教えてしまい、三郎様…いえ、道長様が捕まってしまったのです。幸い身分が判明してすぐに解放されましたが、私の心配は募るばかり。
父上の命令で、源倫子様の社交界に参加することになりました。高貴な姫たちの中で居心地が悪く、疎外感を感じましたが、教養を必要とする遊びだけは得意でした。後で父上の思惑を知り、怒りに震えましたが、社交界への出入りは続けることにしました。
そんな中、道長様の安否が気になり、弟の太郎に似顔絵で探してもらおうとしましたが、私の絵の下手さのせいで見つけられませんでした。
社交界での日々は続き、姫たちを観察する毎日。ある日の帰り道、思いがけない場所で運命の再会を果たすことになるとは、この時はまだ知る由もありませんでした。
私の周りで、宮中の陰謀や権力争いが渦巻いているようですが、それらは遠い世界の出来事のよう。それでも、これからの人生が大きく変わっていくような予感がしています。
光る君へ第4話あらすじ 五節の舞姫
私、まひろは道長様との再会を果たし、自分の身分を明かしました。でも、道長様は自分のことを話してくれませんでした。父上の命令で源倫子様の社交界に参加し続けていますが、高貴な姫たちの中で居心地の悪さを感じています。
そんな中、「五節の舞」の舞姫を務めることになりました。宮中で舞を披露する機会を得たのです。しかし、舞の最中に思わぬ発見をしてしまいました。道長様が右大臣家の三男だったのです。そして、その隣には母の敵である道兼の姿も。
私の周りでは、天皇の譲位や新しい帝の即位など、大きな政治の動きがあるようです。花山天皇が即位し、宮中は騒がしくなっています。
この舞姫としての経験が、これからの人生にどんな影響を与えるのか、まだ分かりません。でも、道長様の正体を知ってしまった今、私の心は複雑な思いで一杯です。これからどうすればいいのでしょうか。
光る君へ第5話あらすじ 告白
五節の舞の後、私は倒れてしまいました。道長様が右大臣家の三男だったと知り、そしてその隣に母の仇、道兼の姿を見たからです。父上からは母の仇のことは胸にしまっておくようにと言われましたが、私にはそれが出来ません。
道長様と六条の空き屋敷で再会し、私は全てを打ち明けました。母が亡くなった経緯、そして道兼への呪いの思いを。道長様は謝罪の言葉を口にしましたが、すぐに去ってしまいました。
その後、道長様は屋敷に戻り、道兼と激しい口論になったようです。道兼は開き直り、母の死の責任を道長様に押し付けました。それを聞いた道長様の父、兼家様は喜んでいたとか。
私の周りでは、花山天皇の即位や政治の動きなど、大きな出来事が次々と起こっています。でも今の私には、道長様との関係や、母の仇への思いが全てです。これからどうなるのでしょうか。道長様は私のことをどう思っているのでしょうか。不安で胸が押しつぶされそうです。
光る君へ第6話あらすじ 2人の才女
道長様との再会の後、私は覚悟を決めました。右大臣家との距離を置き、倫子様のサロンに通い続けることにしたのです。父上も私の決意に感心してくれました。
サロンでは相変わらず居心地が悪いのですが、倫子様と少し理解し合えた気がします。私たちはお互いの「苦手」を認め合いました。
そんな中、漢詩の会に参加することになりました。そこで清少納言の母となるききょうさんに出会い、道長様とも再会してしまいました。道長様の詠んだ漢詩が私への想いだと確信し、動揺を隠せませんでした。
会の後、道長様から和歌が届きました。「ちはやふる 神のいがきも越ゆるべし 恋しき人のみまく欲しさに」。この歌に、私の心は大きく揺れ動きました。
宮中では権力争いが激化し、花山天皇の寵愛を受けていた忯子様が亡くなるという出来事もありました。私の周りで大きな変化が起きているようです。これからどうなるのでしょうか。道長様との関係も、政治の動きも、すべてが不確かで不安です。
光る君へ第7話あらすじ おかしきことこそ
宮中では忯子様の死後、花山天皇が政務に身が入らず、義懐様の影響力が強まっているようです。父上は右大臣様のもとを離れることにしました。私は父上の判断を支持しましたが、宣孝様は心配そうでした。
私は散楽一座に、右大臣家を模した猿たちの出し物を提案しました。「おかしきことこそめでたけれ」という言葉を形にしたかったのです。観衆の笑い声を聞いて嬉しくなりました。
ある日、その出し物が原因で乱闘が起き、道長様に助けられました。道長様は私の気持ちを理解してくれたようでしたが、結局は別れて帰りました。
打毬の日、偶然にも貴族の男性たちの会話を耳にしてしまいました。彼らが女性を家柄でしか見ていないことや、道長様が反論しなかったことにショックを受けました。
その後、道長様からの和歌を燃やしてしまいました。道長様への思いと、現実の厳しさの間で揺れ動く私の心。これからどうすればいいのでしょうか。
光る君へ第8話あらすじ 招かれざる客
倫子様の社交界で、皆が打毬で見た貴族の男性たちの話で盛り上がっていました。倫子様が道長様に惹かれているようで、私の心は複雑です。
そんな中、直秀さんから都を離れないかと誘われました。一瞬、行きたい気持ちになりましたが、結局は断りました。
家に突然、母の仇である道兼様が訪ねてきました。怖くて部屋に逃げ込みましたが、勇気を出して母の形見の琵琶を持ち出し、演奏しました。道兼様は私の演奏を褒めてくれましたが、胸の中は複雑な思いでいっぱいでした。
父上は宮中で道兼様のために取り成してくれましたが、花山天皇の態度は変わりませんでした。
そして、不穏な三日月の夜、東三条殿に盗賊が押し入ったと聞きました。これからどんなことが起こるのか、不安でなりません。
道長様との関係、母の仇との対面、そして宮中の政治的な動き。私の周りで様々なことが起きていて、どうすればいいのかわかりません。
光る君へ第9話あらすじ 遠くの国
東三条殿に押し入った盗賊たちが捕まり、その中に直秀さんがいたことを知りました。道長様は彼らの命を助けようとしましたが、結局は検非違使に引き渡されてしまいました。
私も盗賊の仲間と間違われて捕まってしまいましたが、道長様のおかげで解放されました。でも、直秀さんたちのことを考えると、複雑な気持ちになります。
宮中では、花山天皇が忯子様のことを思い出して涙する日々が続いているようです。一方、右大臣の兼家様は、安倍晴明様と道兼様を使って花山天皇を陥れようとしているとか。政治の世界は本当に恐ろしいです。
そして、直秀さんたちが流刑になると聞き、道長様と一緒に鳥辺野に向かいました。そこで見たものは…七人の無残な亡骸でした。道長様は泣きながら土を掘り、彼らを葬りました。道長様の悲しみと後悔の姿を見て、私の心も痛みました。
これからどうなるのでしょうか。道長様は「海の見える遠くの国へ行こう」と言いましたが、私たちの未来はどうなるのでしょうか。不安で胸がいっぱいです。
光る君へ第10話あらすじ 月夜の陰謀
6月23日、右大臣家の大きな計画が動き出しました。道長様も関わっているようです。花山天皇の出家を誘導し、政権を掌握しようという陰謀のようでした。
その中で、道長様と私は密会を重ねていました。和歌や漢詩を通じて気持ちを伝え合い、ついに逢瀬の機会を得ました。道長様は都を出て一緒に暮らそうと誘ってくれましたが、私は断りました。道長様には国を良くする使命があると信じているからです。
それでも、気持ちを抑えきれず、道長様に身を任せてしまいました。でも、その後の複雑な思いに涙が止まりませんでした。
そして6月23日の夜、計画は実行に移されました。花山天皇は出家し、道兼様が蔵人頭になるなど、右大臣家の力が強まったようです。この出来事は「寬和の変」と呼ばれるそうです。
これからどうなるのでしょうか。道長様との関係も、この国の行く末も、全てが不確かで心が揺れています。
光る君へ第11話〜20話のあらすじわかりやすく簡単に
光る君へ第11話あらすじ まどう心
父上が職を失い、家計が苦しくなりました。私は父上の再就職を倫子様や兼家様に頼みましたが、断られてしまいました。宣孝様からは結婚を勧められましたが、心にあるのは道長様だけです。
一方、宮中では7歳の一条天皇が即位しました。即位式の日、子供の生首が玉座に置かれるという不吉な出来事がありましたが、道長様の機転で事なきを得ました。
道長様と私は和歌や漢詩を通じて気持ちを伝え合い、ついに会うことができました。そこで道長様から妻になって欲しいと言われましたが、北の方(正妻)にはなれないと知り、悩んでしまいました。
一方、倫子様も意中の人がいると言っていて、その人を必ず夫にすると言っていました。
道長様との関係、家族の生活、そして宮中の動き。すべてが不確かで、私の心は揺れ動いています。これからどうなるのでしょうか。
光る君へ第12話あらすじ 思いの果て
道長様が倫子様との縁談を進めていると知り、私の心は乱れました。一方で、宣孝様から藤原実資様との縁談を持ちかけられましたが、それも白紙になってしまいました。
父上の看病をしていたなつめさんが亡くなり、その娘のさわと出会いました。さわとの会話を通じて、改めて道長様への思いを実感しました。
倫子様のサロンでは、私の生活の変化に驚かれましたが、倫子様が優しくフォローしてくれました。そんな倫子様が道長様を慕っていると知り、複雑な気持ちになりました。
庚申待の夜、道長様から文が届き、会いに行きました。そこで道長様と倫子様の縁組を知らされ、私は「妾でもいい」と言い出せずにいました。結局、道長様と別れることになってしまいました。
道長様は倫子様と結ばれ、私は月を見ながら涙するしかありませんでした。これからどうすればいいのか、途方に暮れています。
光る君へ第13話あらすじ 進むべき道
時は990年、一条天皇の元服から4年が経ちました。兼家様の長男・道隆様の娘である定子様が入内し、幼い帝との生活が始まりました。
東市で買い物をしていた時、人買いの場面を目にし、民の苦しみを実感しました。そこで、子供たちに文字を教え始めましたが、家計の助けにはなりませんでした。
宮中では、道長様が民の声に耳を傾けようとする姿勢を見せていました。一方で、兼家様の老いが目立ち始め、跡継ぎ争いが始まっているようです。
宣孝様が再び婿取りの話を持ちかけてきましたが、うまくいきませんでした。
倫子様から土御門邸で働かないかと誘われましたが、道長様との関係を考えて断りました。そこで倫子様と道長様の娘・彰子様とも初めて会いました。
家計の困窮は続いていますが、これからどうすればいいのか悩んでいます。道長様との関係も、まだ心の中で整理がつきません。
光る君へ第14話あらすじ 星落ちてなお
はい、まひろの視点から第14話のあらすじをお話しします。
土御門邸で道長様と再会してしまい、動揺して逃げるように帰ってしまいました。家では乳母のいとが家計を助けるために暇を願い出ましたが、父上が引き止めてくれました。
兼家様が衰弱し、跡継ぎを長男の道隆様に指名しました。道兼様は激怒しましたが、兼家様に厳しく叱責されました。その夜、兼家様が亡くなりました。
宣孝様が筑前守として赴任することになり、家運が上向くかもしれないと喜んでいました。一方、道隆様が摂政となり、息子の伊周様を急に蔵人頭に任命するなど、権力を握り始めました。
和歌の会に呼ばれ、ききょうさんと再会しました。ききょうさんは宮中で仕えることを決意したようですが、私にはそこまでの情熱がありません。
道長様は検非違使の改革を提案しましたが、道隆様に却下されてしまいました。
前例のない難題を命じられ、世の中を変えることの難しさを痛感しました。
私も子供たちに文字を教えていますが、親から冷たい言葉を投げかけられ、民を救うことの難しさを実感しています。道長様と同じ月を見ながら、それぞれの場所で悩んでいる気がしました。
光る君へ第15話あらすじ おごれる者たち
道隆様が権力を握り、娘の定子様を中宮に立てました。その後、後宮を作ることになり、ききょうさんが教育係として選ばれました。ききょうさんは「清少納言」と呼ばれることになったようです。
一方、伊周様の傲慢な態度に、道長様は心を痛めているようでした。弓競べでは、道長様と伊周様が願い事をしながら弓を射ましたが、結果は道長様に軍配が上がりました。
私は石山寺に詣でる機会があり、そこで兼家様の妾だった寧子様に出会いました。寧子様との会話で、妾の辛さや正妻になることの大切さを教えられ、過去の自分を振り返りました。
その後、寧子様の息子・道綱様が現れ、私に一目惚れしたようです。しかし、夜這いの際に間違えてさわのところに行ってしまい、さわが傷つく出来事がありました。
これからの人間関係や、自分の将来について、悩むことが多くなりそうです。
光る君へ第16話あらすじ 華の影
はい、まひろの視点から第16話のあらすじをお話しします。
さわが突然「死んでしまいたい」と言って川へ走り出し、追いかけましたが、そこで見たのは疫病による多くの遺体でした。さわは、自分の居場所がないと嘆き、私から離れていってしまいました。
私は寧子様の言葉を思い出し、何かを書き始めようと決意しました。
一方、宮中では定子様を中心に賑やかな時間が過ごされていましたが、伊周様の傲慢な態度が目立っていました。
疫病が蔓延し始め、私は飛田院で看病を続けていましたが、そこでたねの両親が亡くなり、たね自身も命を落としてしまいました。
道長様が疫病対策を進言しても、道隆様は聞き入れませんでした。私は悲田院で看病を続けていましたが、そこに道長様が現れ、私は倒れてしまいました。
道長様は私を家まで連れ帰り、一晩中看病してくれました。その様子を見た倫子様は、何か感じ取ったようでした。
これからどうなっていくのか、不安と期待が入り混じっています。