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光る君へ最終回第48話ネタバレあらすじ解説!ちょっとだけ!

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光る君へ最終回第48話ネタバレあらすじ解説〜まひろの語り

私、紫式部ことまひろは、源倫子に呼ばれて参上した。そこで、これまでの人生を語り聞かせることとなった。私の口から紡がれる言葉に、倫子は静かに耳を傾けていた。

私がその場から去った後、きっと道長が倫子に尋ねたのだろう。何を話していたのかと。倫子はさりげなく昔話だと受け流し、話題を変えたという。末娘の藤原子を東宮・敦良親王に嫁がせる提案をしたそうだ。

帰宅した私は、長年大切に保管してきた文を取り出した。道長や亡き夫・藤原宣孝、そして親しい友だったさわからの文だ。道長からの文には美しい和歌や漢詩が記されていて、懐かしさと共に胸が熱くなる。

自分が詠んだ歌の下書きも出てきた。それらを眺めているうちに、ふと思いついた。これらの歌をひとつの歌集にまとめてみようと。

時は流れ、藤原子は敦良親王に嫁ぎ、長和二年に息子・仁王を産んだ。私の娘・藤原賢子は、道長の計らいで親仁親王の乳母に任じられた。女房として最高の位だ。娘の出世を喜ぶ反面、複雑な思いも去来した。

嬉子の死、そして親仁親王が彰子のもとで育てられることになったことなど、宮中の移り変わりを遠くから見守っていた。

万寿四年、世は大きく変わっていった。道長の時代の公卿はほとんどいなくなり、道長の息子たちが政の中心となっていた。

そして、その年の十月、道長が世を去った。

私は、再び旅に出ようと思い立った。出立前、娘の賢子に『紫式部集』と名付けた歌集を手渡した。そして、年老いた愛犬の乙丸を伴い、新たな旅路へと足を踏み出したのだった。

この旅が、私の人生の締めくくりとなるのだろうか。それとも、新たな物語の始まりとなるのだろうか。ただ、これまでの日々を胸に刻みながら、私は歩み続けるのだ。

光る君へ最終回第48話ネタバレあらすじ解説〜道長の物語

我、藤原道長は、妻の倫子がまひろを呼び寄せたことを知った。あの才女が何を語ったのか、気になって仕方がない。倫子に尋ねてみれば、とりとめもない昔話だと受け流された。だが、私には倫子の言葉の裏に何かがあると感じられた。

倫子は話題を変え、末娘・藤原子を東宮・敦良親王に嫁がせることを提案した。なるほど、良い考えだ。我が家の権力をさらに強固なものにできるだろう。

まひろには昔、和歌や漢詩を送ったものだ。彼女の才能には目を見張るものがあった。今でも時折、彼女の詠んだ歌を思い出しては、その美しさに感嘆する。

時は流れ、藤原子は敦良親王に嫁ぎ、長和二年に息子・仁王を産んだ。私は、まひろの娘・藤原賢子を親仁親王の乳母に任じた。これは大きな栄誉だが、同時に我が家の影響力を宮中に浸透させる策でもある。

嬉子と祈子、二人の娘を立て続けに失った悲しみは深い。しかし、政(まつりごと)に携わる者として、私は感情を押し殺し、前を向かねばならない。

万寿四年、世は大きく変わっていった。かつての仲間たちはほとんどいなくなり、我が息子たちが政の中心となっている。彼らを見ていると、誇らしくもあり、また一抹の寂しさも感じる。

後一条天皇にはまだ皇子がいない。息子の頼通が新たに女性を迎えるよう進言したが、彰子がこれを止めた。彼女の戦略的な考えに、私は密かに感心した。かつての おてんば娘が、今や慧眼の持ち主となったのだ。

そして、万寿四年十月。私の体はもはや限界を迎えつつある。嬉子と祈子を失った悲しみが、今になって押し寄せてくる。

最後に、まひろのことを思い出した。彼女の才能、そして彼女との交流。あの時代が、今はとても懐かしい。

私の時代は終わりを告げようとしている。しかし、藤原家の栄華は、これからも続いていくだろう。それを信じて、私は目を閉じる――。

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