御上先生感想第2話!真山弓弦の正体判明!!
御上先生の吹き出しで。
国家公務員試験会場での衝撃的な殺人事件から約1年。
今、私は拘置所で犯人と対面していた。殺人犯として逮捕された真山弓弦。
その正体は、隣徳学院の元教師・冴島悠子の娘だった。思いもよらない事実が、静かに明かされた瞬間だった。
「なぜ殺したんだ?」私の問いかけに、真山は「テロです。もしくは革命?」と答える。
「この世は歪んでる。ぶち壊すには最大の効果が必要。違いますか?」暗い目が鋭く光り、その瞳には確固たる意志が宿っていた。
約1年前。真山の母・冴島悠子は、神崎拓斗が隣徳新聞で教師同士の不倫現場を暴露したことをきっかけに、事実上の解雇に追い込まれた。
表向きは自主退職。しかし実態は、学校側からの強い圧力による事実上の解雇だった。
その娘である真山が犯行に及んだ真の目的―それは果たして単なる復讐だったのか、それとも別の意図があったのか。
事件の影響は、今も学校に暗い影を落としている。教師たちは萎縮し、生徒たちも自由な発言を躊躇している。
知らず知らずのうちに、学校全体が息を潜めるような空気に包まれていた。
そんな中、私は高校3年2組の担任として、生徒たちと向き合う日々を送っていた。
副担任の是枝文香は、私の教育方針に戸惑いを隠せない様子だった。
従来の教育システムに慣れ親しんだ彼女にとって、私のやり方は型破りに映るのかもしれない。
しかし、生徒たちの変化を目の当たりにするにつれ、少しずつ心を開いていく。
特に神崎との関係は微妙な緊張をはらんでいた。真実を追い求める神崎は、冴島に接触を試みる。
その行動が、また新たな波紋を呼ぶことになる。
そして、ある雨の日。繁華街で一冊の週刊誌を拾う謎の青年の姿があった。
彼は殺傷事件の見出しを神妙な面持ちで見つめている。
その正体は未だ明かされていないが、私の前に度々現れるその青年には、事件に関わる重要な秘密が隠されているに違いない。彼の存在は、この事件の新たな展開を予感させるものだった。
生徒たちは徐々に変化を見せ始めていた。私の存在が、凍りついた教室に風を送り込んでいる。しかし、当然ながら反発も生まれる。権威主義的な教育システムに慣れきった生徒たちの中には、私の方針に疑問を持つ者も少なくない。彼らの心の奥底には、変化への期待と不安が混在しているようだった。
そして第3話では、ついに私の過去が明かされる。なぜ私は文科省のエリート官僚でありながら、一教師として現場に立つことを選んだのか。度々現れる謎の青年の正体とは。そして、真山弓弦が起こした殺人事件の真相とは―。全ての謎が、徐々に明らかになっていく。
事件の闇は深く、そして広い。教育現場の歪みは、私たち大人が生み出した社会の歪みそのものなのかもしれない。それは単なる一つの殺人事件ではなく、現代の教育システム全体が抱える根本的な問題を浮き彫りにしているように思える。
生徒たちと共に、私は立ち向かっていく。この腐敗した教育システムに、そして権力に。彼らの未来のために、私にできることは何か。答えを探し続ける旅は、まだ始まったばかりだ。
御上先生感想第2話!真山弓弦の吹き出し
母を追い込んだ、この歪んだ世界への復讐―。
あの日から私の心は、氷のように冷たく凍てついていた。
拘置所の面会室。
御上孝が私の前に現れた。
「なぜ殺したんだ?」その問いに、私は静かに答えた。
「テロです。
もしくは革命?」
約1年前。
母・冴島悠子は、神崎拓斗という生徒が隣徳新聞で不倫をスクープしたことで、事実上の解雇に追い込まれた。
表向きは自主退職。
でも実態は、学校からの圧力による強制退職だった。
母は教師として生きることが全てだった。
その母から、生きる糧を奪った。
この腐った教育システムと、それを黙認する大人たちへの怒りが、私の中で日に日に膨れ上がっていった。
「この世は歪んでる。
ぶち壊すには最大の効果が必要。
違いますか?」御上の眼を見つめながら、私は言った。
私の暗い目が鋭く光る。
この男なら、私の言葉の意味を理解してくれるはずだ。
殺人は、私にとって最後の選択肢だった。
しかし、この歪んだ世界を変えるには、衝撃的な事件が必要だと考えた。
国家公務員試験の会場。
未来のエリート官僚たちが集まる場所で事件を起こすことで、最大限の効果を狙った。
母は今でも苦しんでいる。
不当な扱いを受けても、声を上げることすらできない。
そんな理不尽な世界を、私は変えたかった。
個人的な復讐心だけではない。
この社会システム全体への異議申し立てだった。
御上は私の話を黙って聞いていた。
彼の目には、理解の色が浮かんでいるように見えた。
エリート官僚でありながら、なぜ一教師として現場に立つことを選んだのか。
きっと彼にも、この歪んだシステムを変えたいという思いがあるのだろう。
私の事件は、学校に大きな影を落とした。
教師たちは萎縮し、生徒たちも自由な発言を躊躇している。
でも、それは当然の結果だ。
彼らは初めて、自分たちの立っている地盤がいかに脆いものか気付いたのだから。
雨の日の繁華街。
私の事件を報じる週刊誌を拾う謎の青年。
彼は事件の見出しを神妙な面持ちで見つめていた。
彼の正体は明かされていないが、この事件に何らかの形で関わっているのは間違いない。
私の物語は、まだ終わっていない。
第3話では、新たな真実が明かされるという。
御上の過去、謎の青年の正体、そして私が起こした殺人事件の真相―。
全ての謎が、徐々に明らかになっていく。
この腐敗した教育システムに対する怒りは、誰の心の中にも潜んでいる。
それが表面化したのが、私の事件だった。
限られた出演時間。
でも、生徒たちよりも重い物語を背負っている。
殺人に至るまでの感情の機微を表現することは難しかった。
でも、それは必要な表現だった。
この社会の歪みを、より深く描き出すために。
世の中は変わっていく。
でも、その変化は誰かの犠牲の上に成り立つ。
私はその犠牲者の一人になることを選んだ。
それが、母のため、そしてこれからの子どもたちのためだと信じている。
御上先生感想第2話堀田真由さん演じる真山弓弦登場!
第2話のラスト10分、御上先生との対面シーンで見せた鋭い眼差しと重みのある言葉の数々。
「テロです。もしくは革命?」
「この世は歪んでる。ぶち壊すには最大の効果が必要。違いますか?」
その一言一言に込められた強い意志と、どこか透明感のある佇まい。これまでの堀田さんの作品とは一味違う、新境地とも言える役柄です。
実は第1話冒頭で連行されるシーンから、女性警官が付き添っていたことで「犯人は女性かもしれない」という考察もありましたが、まさか堀田さんだったとは。このサプライズ展開に、ファンとしてはもう興奮が止まりません。
常盤貴子さん演じる冴島悠子の娘という設定も見事です。不倫スクープをきっかけに母が学校を去り、その怒りが殺人という形で爆発する。その心の機微を、堀田さんは繊細な演技で表現しています。
第3話では、御上先生との面会でさらに深い対話が展開されるとのこと。なぜ御上先生は彼女に会いに行ったのか。真山の真意とは。そして謎の青年の正体は。
堀田さんの新たな魅力を引き出すこの役柄に、今後も目が離せません。アンチヒーローの弁護士役とはまた違った、重い宿命を背負った真山弓弦という人物を、どう演じきるのか。
もはや毎週日曜の放送が待ち遠しくて仕方ありません。堀田さんの演技の深みと、物語の謎が紐解かれていく展開に、ますます引き込まれていきそうです。