踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!ネタバレあらすじ
副総監誘拐事件から5年が経った。俺、青島俊作はまだ湾岸署にいる。平和になったかって?とんでもない。2003年11月22日、3連休の初日。この日から、俺たちの新たな闘いが始まるとは、誰も想像していなかった。
その日は、スリ事件と痴漢事件で始まった。いつもの湾岸署らしい朝だ。だが、そんな日常は長くは続かなかった。管内で会社役員の遺体が発見されたんだ。たちまち警視庁が乗り込んできて、湾岸署に特別捜査本部が設置された。
そこに現れたのが、警視庁初の女性管理官、沖田仁美警視正だ。捜査本部長として指揮を執るという。そして、副本部長は俺の古くからの友人(そして時々のお荷物)、室井慎次警視正。早くも緊張感が漂い始めた。これは只事じゃないぞ、と直感した。
そんな中、俺は秘密の任務に引っ張り出された。警察庁が湾岸署管内に密かに設置した監視カメラシステム「C.A.R.A.S.」の監視役だ。俺と恩田すみれがその任務に就くことになった。全てが極秘裏。正直、胸騒ぎがした。
だが、我々が最新鋭のシステムに酔いしれている間に、第2の会社役員殺人事件が発生してしまった。上層部は激怒し、室井がその責任を取らされる形で監視ルームに軟禁状態。あいつの目に浮かぶ歯がゆさが痛いほど伝わってきた。
事件は深まるばかり。遺体が増えていく中、俺たちは組織の縦割りと最新技術、そして昔ながらの捜査のはざまで右往左往していた。誰が、何のために殺人を重ねているのか。なぜ俺たちは常に一歩遅れてしまうのか。
捜査は東京の華やかな高層ビル街から、その陰に潜む闇の世界へと俺たちを導いた。相手は賢く、無慈悲だ。俺たちの動きを先回りしているようにさえ思える。この事件を解決するには、持てる力のすべてを出し切らなければならない。それ以上のものが必要かもしれない。
時間が刻一刻と過ぎ、犠牲者が増えていく中で、俺たちは今まで経験したことのないような脅威に直面していることを悟った。東京全体が危険に晒されている。これを止めるには、常識外れのことをやるしかない。そこで思いついたのが、レインボーブリッジの封鎖だ。
言うは易し、行うは難し。だ。主要なインフラを封鎖するのに必要な手続きと官僚主義の壁は、想像を絶するものだった。しかし、人命が危険に晒されているんだ。数枚の書類や判子ごときに足止めされるわけにはいかない。
時間との戦いが始まった。複数の機関との連携、犯人の頭脳との勝負、そして不可能を可能にする試み。俺たちの計画が動き出す中、緊張感は頂点に達していた。
レインボーブリッジの灯りが消えていくのを見ながら、俺は思わず感慨に耽った。湾岸署のはみ出し者集団から、今ここに立つチームになるまで、俺たちは随分と遠くまで来たものだ。
橋の封鎖は始まりに過ぎない。これから始まる攻防は、俺たち全員の限界を試すことになるだろう。だが、周りを見渡せば、すみれ、室井、沖田、そして仲間たちの顔がある。俺たちは準備ができている。これから何が起ころうと、共に立ち向かっていける。
これは単なる事件じゃない。俺たちの全てが試されるんだ。正義、チームワーク、そして秩序と混沌の間に立つ細い青い線。東京湾に夕日が沈み、俺たちのドラマの最終幕が開こうとしている。深呼吸して、心を落ち着かせる。
これが俺たちの仕事だ。俺たちの生き様だ。湾岸署の名にかけて、この街に本物の警察の仕事を見せつけてやろう。
踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!ネタバレあらすじ〜神木隆之介君も出演してました
カミキ龍之介くんは万引き家族の息子役で佐々木蔵之介さんは捜査会議の中に紛れてます。刑事役ですね。