韓国映画テロ、ライブのネタバレ!あらすじを紹介!
阿部寛さん主演【ショウタイムセブン】の原作ですよ!
テロ、ライブネタバレあらすじを主人公のヨンファの語りで
第1幕:転落の果てに
俺の名はユン・ヨンファ。かつては国民的ニュースキャスターだった男の哀れな末路だ。
5年前まで、俺の顔は毎晩何百万もの家庭のテレビに映っていた。真実を伝える使命に燃え、誇りに満ちていた日々。だが、あれは遠い過去の話だ。
今や俺は、誰も聞いちゃいないようなくだらない経済ラジオの司会者。妻は去り、息子との面会権すら失った。アパートの家賃も滞りがちだ。毎晩、安酒をあおりながら自問自答する。「どこで人生を間違えたんだ?」と。
第2幕:運命の電話
あの日も、いつもと変わらぬ退屈な放送だった。税金についての視聴者の意見?誰が興味あるんだよ。
そんな時、あの電話が入った。
「私はパク・ノギュ」
その瞬間、背筋に電気が走った。直感だ。これは只者じゃない。
「漢江の橋を爆破する」
笑い飛ばそうとした。冗談だろ?まさか…。
次の瞬間、轟音と共に窓の外が明るく照らされた。目の前で麻浦大橋が炎に包まれる。
その瞬間、俺の中で何かが目覚めた。鼓動が早くなる。血が騒ぐ。これだ。これこそが俺の…復活のチャンスだ!
第3幕:独占生中継の裏側
警察に通報?冗談じゃない。これは俺の独占スクープだ。テロリストとの生放送、前代未聞のショーの幕開けだ。
21億ウォン。高いようで安いもんだ、この興奮に比べれば。
しかし、ノギュの怒りは俺の想像を遥かに超えていた。世界サミットのために急造された橋。無視された3人の命。そして、謝罪を拒む大統領。
俺は必死に状況をコントロールしようとした。「落ち着いてくれ、ノギュさん」。だが、次々と爆発は起こる。女性アナのマイク、警察長官のイヤホン。そして再び、橋が。
視聴率78%。局長の目は狂喜に満ちていた。だが、俺の心は氷のように冷えていく。これは、ショーじゃない。現実だ。
第4幕:衝撃の真実
そして、最後の衝撃が俺を襲う。
「ジョンミンが橋の上にいる」
元妻の名前を聞いた瞬間、全身の血の気が引いた。なんてことだ。俺のせいで、ジョンミンが…。
必死の説得。女性と子供の救出。だが、その瞬間、橋は完全に崩壊した。
ノギュとの最後の対決。彼の正体が明らかになる。
「俺はノギュの息子だ。父さんはもういない」
全てが終わったかに見えた瞬間、更なる真実が俺を打ちのめす。
「お前が犯人として逮捕される」
政府の陰謀。俺は何も知らずに、その歯車になっていたのか。
最終幕:最後の選択
全てを失った今、俺に残された選択肢は何だ?
テロリストの爆弾。それが俺の最後の切り札だ。
指が震える。冷や汗が背中を伝う。これが正しい選択なのか?
カウントダウンが始まる。3、2、1…
深呼吸をして、俺は決断を下した。
指が赤いボタンに触れる。
まばゆい光。轟音。そして、静寂。
これが俺の物語の終わりか、それとも新たな始まりか。
その答えは、爆発の中に消えていった。
テロ、ライブネタバレあらすじ〜キャストスタッフ
映画『テロ、ライブ』の出演者とスタッフを、ファンの視点から紹介させていただきます。
主演のハ・ジョンウさんは、本作で元国民的アナウンサーのユン・ヨンファを熱演しています。彼の緊迫感あふれる演技は、観る者を画面に釘付けにします。ハ・ジョンウさんの表情の細かな変化や、プレッシャーに押しつぶされそうになりながらも踏ん張り続ける姿に、思わず息をのむほどです。
監督・脚本を手掛けたキム・ビョンウさんは、本作で長編映画デビューを果たしました。彼の緻密な脚本と緊張感溢れる演出は、観客を98分間ずっとハラハラドキドキさせ続けます。新人監督とは思えない手腕で、青龍映画賞と黄金撮影賞で新人監督賞をダブル受賞しました。
イ・ギョンヨンさん演じるチャ・デウン報道局長、チョン・ヘジンさん演じるパク・ジョンミン主任など、脇を固める実力派俳優陣の演技も見どころです。彼らがそれぞれの立場で葛藤する様子が、ドラマをより重層的なものにしています。
音楽を担当したイ・ジュノさんの緊迫感のある楽曲も、映画の雰囲気作りに一役買っています。また、ピョン・ボンソンさんの撮影と、キム・チャンジュさんの編集により、狭い放送室内での緊張感が見事に表現されています。
製作のイ・チュニョンさんは、この作品で観客を魅了する傑作を世に送り出しました。配給を担当したロッテエンタテインメントとミッドシップ=ツインのおかげで、多くの観客がこの素晴らしい作品に触れることができました。
『テロ、ライブ』は、キャストとスタッフの才能が見事に調和した作品です。それぞれの専門性が発揮され、一つの素晴らしい映画として結実しています。ファンとしては、この作品に関わった全ての方々に拍手を送りたいですね。